子どもの目標達成スキル

小学生の非認知能力の伸ばし方とは?親ができることを専門家が解説

2026.10.22
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2026.10.25

「うちの子、集中力がないのかもしれない…」
「テストの点数はいいのに、自分から挑戦しようとしない」

子どもの成長を見守るなかで、そんな漠然とした不安を感じたことはないでしょうか。

近年よく耳にするようになった「非認知能力」という言葉は、テストの点数では測りにくい、やり抜く力や自制心、協調性といった心の力のことです。この記事では、非認知能力とは何かという基本から、小学生のうちに家庭でできる具体的な伸ばし方、親がやりがちなNG行動まで、専門家の知見を交えて解説していきます。

非認知能力の育成には、心理学・脳科学に基づく専門的な知見が欠かせません。Five Keysは日本初の非認知能力開発専門塾として、開校より15年以上にわたる実践と検証を重ね、延べ6万人以上の子どもと保護者に伴走してきました。小学生の非認知能力の伸ばし方を知りたいと思われた方は、ぜひ以下より、私たちFive Keysの思いやカリキュラムもチェックしてみてください。

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非認知能力とは?小学生のうちに伸ばしておきたい理由

非認知能力とは?小学生のうちに伸ばしておきたい理由

非認知能力とは、テストの点数のように数値化できる認知能力に比べて、数値化しにくいとされる心と社会性の力です。やり抜く力、自制心、協調性などが挙げられます。

なお、非認知能力のすべてが測定不可能なわけではなく、一部は心理尺度によって数値化できるとする場合もあります。とはいえ、日常の関わりのなかでその育ちを実感しにくい力であることに変わりはありません。近年よく耳にする言葉ですが、なぜ特に小学生のうちに意識したいのか、その理由を押さえておきましょう。

» 関連記事:非認知能力とは?子どもの生きる力を伸ばす方法を専門家が解説

小学生期は非認知能力を伸ばす好機であるから

思考や判断、感情のコントロールを担う脳の前頭前野は、10代を通じてゆっくりと発達していきます。なかでも10〜12歳ごろは、脳が大きく再構築される転換点にあたるといわれています。

低学年の頃は素直だった子が、高学年になって扱いにくく感じられる場面もあるでしょう。たとえば、これまで素直に片付けをしていた子が急に反発するようになったとき、それはしつけの問題ではなく、脳が大人仕様へと成長している自然なプロセスと捉えられます。

だからこそ、この時期にどのような関わり方をするかが、その後の非認知能力の育ちに影響していくのです。

非認知能力は学力を支える土台になるから

読み・書き・計算などの学習面は、座り続ける自制心や、難しい問題に粘り強く挑む力といった非認知能力に支えられています。授業中に姿勢を崩さずに話を聞いたり、順番が来るまで手を挙げて待ったりすることはその実例です。

家庭での小さな経験の積み重ねが、将来の学習を支えるしっかりとした根っこを育てることにつながります。非認知能力は目に見えにくい力だからこそ、日々の生活のなかで意識的に育てていく視点が求められるでしょう。

小学生の非認知能力の伸ばし方5選

小学生の非認知能力は、特別な教材がなくても、日々の声かけや関わり方の工夫で伸ばしていけます。低学年・高学年それぞれの発達段階を踏まえ、家庭で今日から試せる具体策を5つ紹介します。

  1. 結果ではなく過程を認める声かけをする
  2. 小さな目標を「見える化」して達成体験を積み重ねる
  3. 高学年になったら「口出し」を減らし、自分で決めさせる
  4. 遊びや習い事も「試行錯誤の機会」として活かす
  5. 親自身が感情を整え、安心できる家庭の雰囲気をつくる

①結果ではなく、過程を認める声かけをする

「100点取れてすごいね」だけでなく、「たくさん練習したね、頑張ったね」と努力の過程を具体的に認める声かけは、子どもの学習意欲とやり抜く力を育てます。

米コロンビア大学の心理学者ミューラーとドゥエックによる1998年の研究では、能力や結果だけを褒められた子どもは、その後困難な課題への挑戦を避けたり、自分の成績を実際より良く見せようとしたりする傾向が見られたと報告されています。

日々のなかではつい「すごいね」「えらいね」で済ませてしまいがちです。しかし、漢字テストで間違えた問題を消しゴムで消さずに書き直していた場面があれば、「間違えた字を丁寧に直せたね」と、どこをどう頑張ったのかを具体的に言葉にしてみましょう。

参考:Mueller, C. M., & Dweck, C. S. (1998). Praise for intelligence can undermine children’s motivation and performance. Journal of Personality and Social Psychology, 75(1), 33. doi:10.1037//0022-3514.75.1.33-52

②小さな目標を「見える化」して達成体験を積み重ねる

低学年のうちは、目の前の作業に没頭すると目指しているゴールを見失いがちです。カレンダーにシールを貼る、グラフを塗りつぶすなど、進み具合を目に見える形にすると、子どもは達成感を得やすくなります。

目標は「いつまでに・何を・どのくらい」を具体的にし、子ども自身の頑張り次第で届く難易度に調整することがポイントです。高すぎる目標は不安を、低すぎる目標は退屈を生んでしまうため、少しだけ背伸びをした課題に設定してあげましょう。取り組みの様子を親が見守っていると子ども自身が感じられることも、自己効力感を支える要因の一つになり得ると考えられています。

③高学年になったら「口出し」を減らし、自分で決めさせる

小学生のうちは、自分の行動や思考を自分で管理する力、いわゆる実行機能が育つ時期です。親がスケジュール管理や失敗の回避まで先回りしてしまうと、子どもがこの力を使う機会は失われてしまいます。

加えて、大人に強制された課題に対しては、子ども自身が心からやりたいと思う内発的な動機が低下しやすく、学習への関与も弱まりやすい傾向があるとされています。結果として、言われたことは完璧にできても、自分では何をすべきか決められない、いわゆる指示待ちの状態に陥ってしまうリスクがあるのです。ヒントは出しつつも、最終的な判断は子どもに委ねる関わり方を意識してみましょう。

④遊びや習い事も「試行錯誤の機会」として活かす

特別な習い事をしなくても、家にある物での遊びや日常の小さな工夫で非認知能力は育めます。習い事を検討する場合も、結果より過程を大切にしているかどうかを基準に選ぶとよいでしょう。

より具体的な遊びの例や習い事の選び方については、以下の記事もあわせてご覧ください。

» 関連記事:非認知能力を鍛える遊びはある?家で今日からできる工夫と親の関わり方
» 関連記事:非認知能力は習い事で育てよう!家庭でできる伸ばし方も紹介

⑤親自身が感情を整え、安心できる家庭の雰囲気をつくる

子どもは、家庭を失敗してもいい場所だと感じられるときに、挑戦する勇気を育てやすくなります。怒りのピークは数秒から数十秒程度といわれており、親がつい感情的になりそうなときは、その山をやり過ごしてから言葉にすることも、子どもの安心感を守るうえで大切な関わり方です。

完璧な対応を目指す必要はありません。感情的になってしまった後には「さっきは怒ってごめんね」と関係を修復すること自体も、子どもにとって大切な学びの機会になるでしょう。

非認知能力の伸ばし方で親がやりがちなNG行動

非認知能力の伸ばし方で親がやりがちなNG行動

良かれと思った関わり方が、かえって非認知能力の育ちを妨げてしまうこともあります。ここでは小学生の子育てで特に陥りやすいNG行動を紹介します。育て方に唯一の正解はなく、気づいた点から少しずつ見直していく姿勢が大切です。

失敗する前に先回りしてしまう

朝の忘れ物チェックを毎日親が代わりに行っていたら、子どもは自分でチェックする習慣を身につける機会を失ってしまいます。「危ないからお母さんに貸してごらん」「失敗するといけないから代わりにやってあげるね」といった声かけが積み重なると、挑戦する意欲そのものが育ちにくくなる点に注意が必要です。

結果だけを褒めて過程をスルーしてしまう

「100点とれるなんて本当に天才だね」と結果ばかりを称賛すると、子どもは良い成果を出せない自分には価値がないと感じやすくなります。その結果、失敗を恐れて新しい挑戦を避けたり、評価を守るために難しい課題から逃げたりする弊害が生じかねません。

結果だけでなく、そこに至るまでの工夫や努力にも目を向けた声かけを、日頃から意識してみてください。

他の子と比較してプレッシャーをかけてしまう

「〇〇ちゃんはもうできているよ」「どうしてお兄ちゃんみたいに上手にできないの」といった比較は、子どもの価値観を優劣で捉えやすくする一因になり得ます。

比べる相手は他の子どもではなく、以前のその子自身であるべきです。たとえば、計算ドリルを1ページ終えるのに以前は20分かかっていた子が、15分でできるようになったとしましょう。その変化を見つけて認めてあげることが、非認知能力を伸ばすうえで大切な視点です。

» 関連記事:親が子どものためにできることとは?言ってはいけないNGワードも紹介

非認知能力が高い子どもの3つの特徴

非認知能力を伸ばした先に、子どもはどのような姿になっていくのでしょうか。ここでは、非認知能力が豊かに育った子どもに共通してみられる特徴を3つご紹介します。

①宿題や生活準備を「自分ならできる」と思えている

非認知能力が高い子どもは、単に自分を認める自己肯定感が高いわけではありません。宿題や翌日の準備といった具体的な行動に対して「自分ならできる」と信じる自己効力感を備えている傾向があります。

たとえば、時間割を毎晩自分で確認してランドセルに教材を入れる子は、「今日もちゃんとできた」といった小さな達成感を積み重ねています。この感覚は、こうした成功体験の積み重ねによって育まれていくものです。

②友達関係やクラスの中でも自分の意見を持って動ける

親や先生に指示されて動くのではなく、自分の意志で選んでいる納得感を持っていることも特徴の一つです。班活動でみんなの意見が割れたとき、自分の考えを臆せず口にできる子は、この納得感が関係していると考えられています。

③テストや発表会でうまくいかなくても引きずらない

成功とは失敗しないことではなく、何度でも立ち直ることです。発表会で台詞を忘れてしまっても、次の練習では気持ちを切り替えて取り組めるかどうかが大切だといえるでしょう。非認知能力が高い子どもは、そうした場面でも長く落ち込まず、次の行動へ向かう力を持っています。

これらの特徴は、生まれつきの性格で決まるものではありません。日々の関わり方によって育てていけるものです。

非認知能力を伸ばす環境選びに迷ったら専門塾の「Five Keys」へ

家庭での関わり方を工夫することは大切ですが、「わが子にはどんな声かけや環境が合うのか」「今の対応でよいのか」と迷う場面もあるでしょう。そんなときは、非認知能力育成を専門にしてきた教育機関を頼るという選択肢もあります。私たちFive Keysでは、どのようなことができるのかご紹介します。

開校より15年以上、実践と検証を重ねてきた専門塾

Five Keysは、日本初の非認知能力開発専門塾として、開校より15年以上にわたる実践と検証を重ねながら指導方法を磨いてきました。心理学・脳科学に基づく5カテゴリー・全93テーマの体系的なカリキュラムがあり、家庭での関わり方に迷ったときも、わが子に合う伸ばし方を整理しやすくなります。

塾生一人ひとりの変化に向き合ってきた実績がある

創設者の井上顕滋は、非認知能力開発の専門家として20年以上のキャリアのなかで子どもから経営者まで指導し、これまで延べ6万人以上の親子と向き合ってきました。実際に、Five Keysに通う小学生の塾生からは、次のような変化の声が寄せられています。

メンタルが強くなりました(大阪府・堀越心結さん:小5)

自分から声をかけるのが怖く友達がいなかったものの、Five Keysでアクティブリスニングや雑談力を学んだことで、自分から声をかけられるようになり、友達がいっぱいできたといいます。

自己管理能力が上がりました(埼玉県・江岸真菜さん:小6)

先のことを考えながら計画を毎日立てられるようになり、「こうすれば目標達成できるんじゃないか」と自分で考えながら行動できるようになったといいます。

小学1年生から始められ、家庭学習の伴走者になります

Five Keysは小学1年生から通うことができ、オンライン授業のため全国どこからでも参加できます。親だけで抱え込まず、専門家という第三者を頼ることも、子どもの非認知能力を伸ばす有効な選択肢の一つでしょう。

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小学生の非認知能力の伸ばし方についてのよくある質問と回答

小学生の非認知能力の伸ばし方についてのよくある質問と回答

最後に、小学生の非認知能力の伸ばし方についてのよくある質問にお答えします。

非認知能力は何歳までに伸ばすのが効果的ですか?

非認知能力は主に4〜5歳の幼児期に大きく発達し、その後も学童期・思春期にかけて伸びていくとされ、何歳からでも育てることは可能です。ただし、脳の前頭前野が大きく発達する10代は特に重要な時期であり、小学生のうちの関わり方が土台づくりに影響すると考えられています。

焦って詰め込む必要はなく、今日から少しずつ関わり方を見直していくことが大切です。

小学校の授業や学校教育で非認知能力はどこまで扱われていますか?

2020年度の学習指導要領では、非認知能力にあたる「学びに向かう力・人間性など」が明確に位置づけられ、学校現場でも育成の必要性が認識されるようになりました。一方で、対人面や自己調整面といった非認知能力を専門的に学ぶ機会は、教科学習だけでは限られているのが現状です。

Five Keysが塾生の保護者518名を対象にしたアンケートでも、次のような結果が出ています。

だからこそ、家庭や専門機関での関わりが、補完的な役割を果たすことになります。

参考:新しい学習指導要領リーフレット 制作後記~リーフレットを読み解くためのヒント~:文部科学省

非認知能力を伸ばすためのチェックリストのようなものはありますか?

非認知能力は個人差が大きく、単純なチェックリストで判定できるものではありません。むしろ大切なのは、子どもが日々の遊びや課題にどんな感情で取り組んだか、その経験の質に注目することです。それが、家庭での関わり方を考える何よりのヒントになります。

非認知能力の伸ばし方は、小学生のうちの関わり方で変わる

小学生の非認知能力の伸ばし方は、特別なことをしなくても、日々の声かけと関わり方の積み重ねから始められます。結果ではなく過程を認める声かけや小さな目標の見える化、高学年になるにつれて子ども自身に決めさせる関わりなどが、非認知能力を育てる土台になっていきます。

それでも、「このままの関わり方で合っているのだろうか」と、ふと不安になる夜もあるかもしれません。そんなときは、一人で抱え込まず、専門家の力を借りるという選択肢を思い出してください。Five Keysは日本初の非認知能力専門塾として、開校より15年以上にわたり親子に伴走してきました。心理学・脳科学に基づく専門的な知見が、わが子に合った伸ばし方を見つける手がかりになるはずです。

ぜひ私たちの取り組みを以下のページからもご覧ください。

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この記事の監修者
井上 顕滋

非認知能力開発の専門家。
心理学・脳科学をベースに、20年以上にわたり子どもから経営者まで「人の可能性を引き出す指導」を行っている。
子ども向け非認知能力開発専門塾「Five Keys」創設者として、延べ6万人以上の子ども、保護者を指導。

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